Books– 自分の心と向き合う時間って楽しい! –
キャリアカウンセラーが「自分の心と向き合う本」を紹介します
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なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆さんのトークセッションが勤務先で開催されると聞き、本棚に放置されていた著作、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を慌てて読んだらとても面白かった!最後はなぜか、じーんときた。 トークセッションから著者の人柄も垣間見えたことでな... -
予測不能の時代
先日勤務先で矢野氏のウェルビーイングに関するセミナーがあり、興味を持って本書を購入しました。 予測不能の時代で鍵になるのは、「幸せ」だという。ここでは幸せを血管・筋肉・呼吸などの生化学の変化と捉え、データを解析することで幸せな組織を「FINE... -
人を選ぶ技術
「人を選ぶ」なんてお前何様だと自分をなじりながら、あるところで推薦図書になっていたので手に取りました。 「森喜朗はなぜ失言するのか?」という話と、こうした失言癖のある人を重要なポストに起用すべきでないのか?という話は大変興味深い。また、面... -
キャリアづくりの教科書
とても好印象の「教科書」です。厚さの割にはスイスイ読めて気持ちいい。 理由の1つ目は、全体的に主張が片寄っていないことです。著者の知識と経験はすごいものを感じますが、それを強要することなく読者の理解に任されています。「キャリア選択のあり方... -
エフェクチュエーション
エフェクチュエーションとは、 「高い不確実性に対して予測ではなくコントロールによって対処する思考様式」 です。 従来の「目的主導」でリスク予測を重視した「コーゼーション(causation:因果論)」と対をなす考え方です。 起業家が新規事業を立ち上げ... -
まず、ちゃんと聴く。
「まず」というのは、伝える前に「まず」聴くこと。 「ちゃんと聴く」とは、「社会のルールや規範、私の価値観や常識に照らして、善悪正邪を判断するのではなく、全ての人の全ての言動の背景には、その人なりの肯定的意図があると信じるあり方」のこと。 ... -
世界は贈与でできている
最近、贈与論というのが話題になっているのでしょうか。 「贈与論はコミュニケーション論でなければなりません」と著者は述べています。税金とか相続とかではなくて、哲学の話です。贈与と交換。この対比で考えるところから私の理解は始まりました。 贈与→... -
自由になるための技術 リベラルアーツ
「あなたは一体どうしたいのですか?」未来を人に聞くのではなく、問いを自分に向けるべきと著者はいいます。 時代の流れは速く不確かとなり、明文化されたルールが追い付かない。こんな時代に大切なのは、「自分自身の価値基準」を持つこと「人間というも... -
リスキリングは経営課題
日本の社会人はそもそも、学ばない。学びたくないのではなく、学べないのでもなく、学ばない。その事実を「中動態的キャリア」という言葉で説明しています。なるほど。腹落ちします。 「企業は従業員それぞれの個の主体性=WILLを、入社してから20年後、ミ... -
定年前と定年後の働き方
「働かないおじさん」とか言われて、ふてくされているシニアのイメージが広がってきているのは残念なことですが、研究によると幸福感は40歳代後半から増しているのだそうです。これを「幸福感のU字型カーブ」と呼ぶそうです。 この書籍ではシニアの働き方...