NHKテレビ「100分de名著」の「金子みすゞ詩集」を観ています。
賑やかな浜から深い海の底へ。
明から暗への劇的な変化が
より一層悲しさを深めるように感じます。
(「大漁」)
「みんなちがって、みんないい」
違いを受け入れる人間性を
すでに持っているのか、
持ちたいという願いなのか。
(「私と小鳥と鈴と」)
大正から昭和初期にかけて生き、自ら命を絶った若い女性詩人はどんな人生を歩んだのか。
苦労や寂しさが人の心を動かすのだとしたら、生きる意味とは何か、幸福とは何か。
金子みすゞの名前は5年ほど前、キャリアコンサルタントの養成講座受講中に講師の方から聞いたのが最初です。
その後サイボウズ青野社長のパネルディスカッションなど、おおよそ文学とは縁のないところで名前を耳にすることがあり気になっていました。
今回ようやく詩集を手にすることになりました。
金子みすゞ名詩集 彩図社文芸部編集
金子みすゞ詩集 松本侑子 NHK出版
2022/1/23